クラウド/SaaSという言葉も情報通信の世界では随分浸透してきたように感じます。そんな中、本当に実社会でクラウド/SaaSが普及するのか?様子見の方も少なくないでしょう。今回はどういった場面でクラウド/SaaSの恩恵があるのかという点について考えてみたいと思います。
クラウド/SaaSであるということ
クラウド/SaaSという言葉も情報通信の世界では随分浸透してきたように感じます。そんな中、本当に実社会でクラウド/SaaSが普及するのか?様子見の方も少なくないでしょう。今回はどういった場面でクラウド/SaaSの恩恵があるのかという点について考えてみたいと思います。
クラウド/SaaSであるということ
クラウド/SaaSの恩恵がある利用シーンを考える前に、クラウド/SaaSであることのメリットをもう一度おさらいしてみましょう。
クラウド/SaaSとは、システムを自社に持たず、社外のシステムをサービスとして利用することで、新規にソフトウェアを導入するシステム利用形態の一つです。つまり、定義からも読み取れるように、システムを持たない(オフバランスである)事が特徴の一つと言えます。
グループウェアシステムを自社で持たない事がメリットとなりやすい環境としては、ユーザー数が流動的な企業や環境の変化を受けやすい企業が考えられます。例えばA社は従業員が増加する見込があり定期的にユーザー数を増やす必要がありました。その場合、ハードを持ち続けることがリスクであり、そのリスク回避の為に自らシステムを持たずに外部委託することが必要でした。それらを考慮して検討した結果、最終的にオンプレミス型グループウェアではなくSaaS型グループウェアで導入を決定いただきました。
しかしながら、成長著しい会社というのは、現在の成熟した日本では決して多いものではありません。逆にめまぐるしく変化する外部環境に対応するため内部の組織やシステムを柔軟に変化させることが、多くの企業にとって課題になっているのではないでしょうか?そういった変化に対する柔軟性という点でもクラウド/SaaSは価値を見出すことができます。
持つ経営から持たざる経営へ。
前回のコラムでご紹介したような流れが、現代社会にも広がりつつあるように感じています。柔軟で機動的な経営を行うための選択肢としてクラウド/SaaS型グループウェアは今後注目を集めていくことでしょう。
現場ではクラウド/SaaSは活用できるのか?
では、現場視点で有効活用することはできないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
我々がいただく問い合わせや実績では現場のご担当者様からいただくものが多いです。では、どういった現場でクラウド/SaaSが活用されやすいかを考えてみましょう。
インターネット技術が普及して最もメリットと感じられる点として、物理的な制約から解放されるという点を挙げる方が多いのではないでしょうか?遠隔地の従業員とのコミュニケーションにインターネット技術を利用したグループウェアを活用するという使い方です。
特に多拠点で事業をされているような企業にとってはSaaS型グループウェアは大きなメリットになります。具体的には小売や飲食・サービス等の多店舗展開されている企業などが想像されることでしょう。実際我々の導入事例にあるシダックス様も多店舗経営をされていらっしゃいます。
また、店舗展開をされている企業では情報システム投資も基幹業務に近いところに人を配置し、グループウェアなどの情報系システムについては担当者が兼任されている場合も多く見受けられます。しかしながら、グループウェアの検討ででるような情報共有やコミュニケーションの効率化という課題について軽視しているわけではなく、経営資源の配分をどのようにするか悩まれるケースが多いようです。そのため、情報系システムの運用管理業務をアウトソースする目的でクラウド/SaaSの導入を検討される場合も多く、実際にそのような引き合いも多数いただいています。
クラウド/SaaS型グループウェアを経営者・情報システム・現場のそれぞれの立場でまとめると、経営者視点では持たざる経営で持つリスクを回避し、柔軟な経営が可能になるというメリットがあります。システム担当者視点では運用管理から解放され、優先度の高い基幹業務に注力できるというメリットがあります。さらに現場視点では拠点間同士の情報共有度が上がり、報告・伝達・調整業務の手間が軽減するという効果が期待できます。
以上のようにクラウド/SaaSは多くの企業が抱える経営的、業務的課題を解決する有効な選択肢と成り得るのです



